解決済
『消えたおじさん』(後編)
「どっちでもいいから早くしろ!!!!!!!!」鼓膜が痛い、と言うより、腹に響く重低音・・・その本格的にドスの利いた声の主は、エレベーターから全員降りてから乗るのを待っていた人達の中でもひときわ目立つ、気合の入った、怖い職業風のおにいさんだった。
(あ~あ、怒られちゃった…。とにかく謝ってさっさと降りなきゃ。でもおじさんには一言断ってから先に降りよう)
「じゃあすいませんけどお先に・・・」
…あれ??、おじさんがいない!!?なんで?
あんなに先を譲ってくれてたのに・・・。
【おじさんは消えてしまったのか・・・?】
唖然としつつ、ふと外を見ると、怒鳴った怖いお兄さんだけでなく、エレベーターを待っていた人達全員が僕を睨んでいる。めちゃめちゃ睨んでいる。
(そりゃそうだ。必要以上に待たされて怒らない人はいない)
「す、、すみましぇ~~ん!」ガラガラガラ(台車の音)
僕は頭の中が混乱したまま、逃げるようにその場を立ち去ったのだった。
<あれから8年余…あの日、あの時、あの怖いお兄さんに怒鳴られて怯えながらエレベーターを降りた僕よりも先にあのおじさんがいなくなった理由は【神隠し】だった…と、今でも信じたい>
※以上、質問練習でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
回答(2)
2.

半密室エレベータからの人間消失? 西澤保彦風の瞬間移動超能力? 折原一風の叙述トリック?
そして迎えた結末は…
回答練習
『チェスタートンの見えない人です。木の葉をかくすなら森の中に、
おじさんを隠すなら群集の中に。
おじさんは自分の意志でエレベータの中の人から外の人へと立場を入れ替えて万年さん、否万年床生活者さんの視界から消えてしまったのでした。』
『コワい人に怒鳴られたから、あのおじさんひょっとして僕を置いて逃げたな?』
…そもそもこの質問をした理由は、当時こう思った自分と
「親切にしてくれた人を疑ってはいけない」と思う自分がいたからです。
些細な出来事とはいえ、信じる心を失ってはいけない。
しかしこれを読んだ人はどう感じるのだろうか、と。
幸い「それを言っちゃあおしまいよ」的な回答は来なかったので、比較的すがすがしい気分(?)で解決済みとすることができます。
灯影さん、あつ☆さん、私のくだらないショートストーリーにお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
1.

さらに、怖い職業風のお兄さんに怒鳴られた瞬間は、緊張のためとお兄さんを確認するために一瞬、視野がせまくなると推測されます。
その状態から「おじさん」が元いた場所に目を向けて、さらにエレベータの正面に向き直すまでに、「おじさん」は万年さんの死角を移動してエレベータの外に移動したということではないですか。
コメント(12)
>>1
冷静かつ現実的な分析ありがとうございます。
エレベーターの奥の隅にいた自分がエレベーターの外にいる怖いお兄さんを見た時に、操作ボタン付近にいたはずのおじさんが完全に見えなかったはずはない・・・↓
…のですが、おっしゃるとおり、その時の自分は完全に蛇に睨まれたカエル状態でしたから、周りの状況が全く見えてなかったのだと思います。
もしその間におじさんが外へ移動したのだとすれば、それは果たしておじさんの自由意志によるものであったのか?その時のおじさんの心理やいかに?
・・・これがこの物語の最大のテーマであります。
>>1
それにしても『万年さん』て・・・(爆)
「この物語はフィクションです」と今さら主張しても遅いのだろうか・・・?
まぁ、もともと小心者キャラが売りだから一向に構わないんですけどね^^;
>>2
ナイス推理ですね。
不思議なことに、回答をいただくことによって、当時の状況が次第に明らかになっていくようです。
確かにあの時、エレベーターを待っていた人は、1度に乗り切れないくらいの人数でした。
~ あとがき ~
お互いムキになるほど譲り合った。
ゆえに、おじさんが少なくとも無言でエレベーターから退出するという行為はその時の僕にとっては「ありえない」ことだった。
本当は視界から消えていたわけではなく、実は見えていたかもしれないのに
僕が「ありえない」現象を認識できなかっただけなのかもしれない。
仮に、エレベーターの扉が開き、待ってる人がたくさんいるにも関わらず
「お先にどうぞ」といつまでも譲り合っている僕とおじさんが『ボケ』だとすれば
それを見かねて絶妙なタイミングで怒鳴ったコワいお兄さんは『ツッコミ』ということになる。
それならば、そのあと
「じゃあすいませんけどお先に」と断って出ようとしたのに、何も言わずに先に出て行ったおじさんは今度は僕に対する『ボケ』ということになるので
おじさんがエレベータを出る瞬間を見逃さずに、何かしらのツッコミを入れる必要があった。
「じゃあすいませんけどお先に・・・てオイ!先に出るのかよ!!!」と。
そしたら、あの場にいた人達も笑ってくれたかもしれない。
それが出来なかったことが、今となっては唯一の心残りである。
万年床生活者さんからはたくさんベスト頂き有難うございます。真っ先にコメントされた試験利用者さんにも何か差し上げたいところですが、あの方は別格だからいいのかも。
それにしても、ショートストーリーに後書きまで…。回答者以外にもたくさん立ち読みしていった方いると思いますよ。また是非書き散らして下さい。
あのとき言えなかった一言って誰にもありますね、いつまでも苦い澱みたいに残っていて。またナレッジでこの件のアンケート取ってみますか?吐き出してしまえば楽になるかも知れません。
ベストを貰ったから言うわけじゃないですが、万年床生活者さんの公平で他人を批判しない(Sさんはちょっと別)、認めるとこは認めるというスタンスは見習わなきゃと思っているのですが、私は人間が出来ていないので、即、個人攻撃をしてしまいます。暗に個人を特定して書いてることも有るけど本人は気付かないからまあ良いかと・・・
>たくさんベスト頂き有難うございます
人を見てベストを決めた事はないんですが、不思議とそうなるのかもしれませんね。
>試験利用者さんにも何か差し上げたい
チャンピオンの回答も期待していましたが・・・早く復帰してほしいですね。
>回答者以外にもたくさん立ち読みしていった方いると思いますよ
他に4~5人の方が読んでくれたとしたら、それだけでもう充分自己満足です。
>(Sさんはちょっと別)
(ドキッ!!!!!)
・・・。
>暗に個人を特定して書いてることも有るけど本人は気付かない
灯影さんが人の悪口言ってるのを見たことがありませんが・・・名指しで攻撃するよりもある意味恐ろしい。
灯影さんを【敵にまわしたくない人リスト】に追加、と。そんなもの無い無い。

