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「博士の愛した数式」を読まれたか、見られた方おられますか?
一昨日、テレビで「博士の愛した数式」という前評判のよい映画を当地のテレビで見ました。事故で記憶力を失った老数学者と、彼の世話をすることとなった母子とのふれあいを描いた奇妙な映画でした。面白いとは思いましたが、結局、何を言おうとしているのか分からずじまいでした。そこでこの本を読まれた方、あるいは映画を見られた方、どう思われたかお聞かせ下さい。
・どう感じられましたか?
・作者は何を言おうとしているのでしょうか?
なお、息子のあだ名はルート、博士の愛した数式は何かと最後まで興味津々でしたが、それはオイラーの公式、eiπ+1=0(eの後のiπは累乗)でした(証明を調べてみましたが、割合と簡単でした)。
回答(7)
1.

○どう感じたか?
博士は色々な数式をとてもロマンティックに解説しました。運命、出会いなどなど・・
数式→ロマン 博士とルートの世代差この辺りのギャップが私はおもしろかったです。
映画は・・・ちょっと原作と違う部分があるのですよ・・正直言えばイマイチでした。
原作では家政婦の視点で話しが進むので感情移入しやすかったのかもしれません。
浅岡ルリ子の役ですが原作では最後の最後に
博士との関連が明らかになるのです。
ほのぼのとした流れからふいに訪れるちょっとした毒の部分っていうのかしら・・
○何を言おうとしているのか
どちらかというとメッセージ性や数学的な話に重点を置いてないような感じがしました。
人と人とふれあいや運命を数式で解説するという
今までに無い手法がよかったのではないでしょうか。
^_^;作者はメッセージ性を込めたのかもしれませんが
私は心で温かさを感じたというところです。
深く考えるというよりは「感じる」と言えばいいのかしら・・
女性特有の楽しみ方かもしれませんね (笑)
長くなりましたが是非原作を読んでみて下さい。
違う感想を持たれると思いますよ(^^)
「人と人とふれあいや運命を数式で解説」、「心で温かさを感じた」など、面白いコメントを有難うございました。原作の方が良かったということなので機会を作って読んでみたいと思います。
2.

私はテレビで見ました。
・どう感じられましたか?
面白かったですね。アカデミックな話かと思ったら、博士はプロ野球好きで、不倫旅行の途中で事故にあって記憶を無くしてしまう凡庸な人、という設定なので、ルートが自然に数学教師を志した事が肯けます。
結局博士も、数学よりも少年野球の方が好きみたいだし。
・作者は何を言おうとしているのでしょうか?
一見、凄そうに見える人も普通の人だし、アカデミックな世界も日常生活とそう遠い場所にあるわけではない、って事でしょうか。いわゆる理系の研究室のごった煮さ加減を描いたマンガやストーリーと似てますね。
某全国紙の論説委員が普通以上に普通のオッサンだとか、外国人宣教師が煩悩の塊だって事を、子供の頃から知っていた私には、ほのぼのとした映画にしか見えなかったけど…。
「一見、凄そうに見える人も普通の人だし、アカデミックな世界も日常生活とそう遠い場所にあるわけではない」とのこと、なるほどと思わされました。有難うございました。
3.

・作者は何を言おうとしているのでしょうか?
色々あるんでしょうけど、
「記憶がほんの数十分しかもたないとしても、人間らしく生きることはできる。」
というようなことだと思います。
「記憶がほんの数十分しかもたないとしても、人間らしく生きることはできる。」なるほどです。こういうことを健常者は分かってあげなければならないですね。どうも有り難うございました。
4.

ゆっくりとした流れの中で、
人と人とが数学を通して交流を深めていく。
その過程がほのぼのとしていて、
そこが気持ちよく感じられました。
・作者は何を言おうとしているのでしょうか?
ネイピア数が博士、
円周率が家政婦さん、
虚数単位が主人公として、
一見関係ないようなこと(人)が
どこかで関係し合い、
式のように繋がり合える、
ということでしょうか。
かなり無理な解釈かもしれません^^;
ネイピア数が博士、円周率が家政婦さん、虚数単位が主人公として、一見関係ないようなこと(人)が
どこかで関係し合い、式のように繋がり合える、ということでしょうか。無理な解釈ではないと思います。有難うございました。
5.

・どう感じられましたか?
博士の人物像がよくて、数学者らしい世界観で、ものをみて、ものを言っているなぁ
・作者は何を言おうとしているのでしょうか?
学校の授業で出てこないような数学の話のおもしろい部分がつまっているので、これを見て、あるいは、読んで、「少しでも多く、数学を好きになってくれる人が、数学の苦手意識がやわらいでくれる人がいてくれたらいいな」ということではないかと思っています。
読んで、「少しでも多く、数学を好きになってくれる人が、数学の苦手意識がやわらいでくれる人がいてくれたらいいな」には、同感です。私も早速、オイラーの公式の証明を確認させられました。美しい数式と思いました。
6.

原作の方が心地よく読めて、すとんと心に入ってきますよ。そういう意味では、
・どう感じたか?
は、原作の方が博士をはじめとする登場人物の人柄の温かさがよくわかり、読み終えた後すがすがしい気分になれます。
・何を言おうとしているのか
寂しい者同士の博士と親子の、心の交流を通して、人と人との絆の大切さ、かな。
ただし強くメッセージとして打ち出してはいませんが、そこがいいんです。
原作の方が良かったというご意見、大変貴重に思います。「寂しい者同士の博士と親子の、心の交流を通して、人と人との絆の大切さ」、なるほど、昨今の現代社会に生きる人々には大切に思います。
8.

博士は、母子の息子をルート(√)と呼んで可愛がっていましたね。おそらくルートの呼び名は、博士の感じたままの子供だったからなのでしょう。
10歳のルートくんが、障害者とされる博士に、子供なりの思いやりを見せるところがとても自然ですてきなシーンですね。さすがはルートくんだ。博士によればこの√は、どんな数字でも包み込むというウラの意味があるのです。博士もお母さんも、このルートくんに包み込まれて生きているようなものなのでしょう。
大人の間の悶着をはじめとする関係は、お世辞にも統制が取れたものとはいえず、博士は自身を中心とする大人の悶着関係をe**iπになぞらえ、+1をルートくんに重ね合わせているようで、「統制のないもの同士がそっと寄り添い、ひとつだけ支えると無となるとはなんと素晴らしいことか」とおっしゃっています。
つまり、大人のギクシャク関係に、ルートくんのような支えが一人はいるだけで、悶着がゼロになるのだと解釈してもよかろうと思います。
なるほどね。
ルートくんとの関係を公式の中に見出して大切にしていたのですね。
ゼロすなわち無は、禅の世界で最も重視される世界(虚無や無我の境地)でございますね。私も大いに同感した次第です。
「√は、どんな数字でも包み込む」、「統制のないもの同士がそっと寄り添い、ひとつだけ支えると無となるとはなんと素晴らしいことか」。なるほど、現代社会に欠けているものを言っているようですね。ご指摘有難うございました。
コメント(2)
ベターありがとうございます。
e^iπが博士と家政婦親子に思えてしまったので、
上記のような回答としましたが、
本当のところ何を伝えたかったのか
私にはよくわかりませんでした^^;
去年、NHKで放送されたペレルマンの特集で、
いろいろな数学者が出てきましたが、
多くの数学者が普通の生活を営みながら、
ポアンカレ予想に取り組んでいたのを見て、
今回のご質問の「博士の愛した数式」を
ふと思い出したのを覚えています。
当のペレルマン氏も、
少し変わり者のような行動をとってはいますが、
実際は氏も普通の人なのかもしれませんね。
皆様からこんなに沢山のしかも真面目なご回答をいただき感謝致します。どの回答もそれぞれに納得させられるところがありベストを選べず、ナレの均等分配にさせて頂きました。
多くの人の心の隙間を埋めさせるような何かを感じさせるところのある作品に多くの方が好感されたのだと思いました。原著は機会を作って是非読んでみたいと思います。最後に、「博士の愛した数式」の証明を添付しておきます。http://ths-lemma.blog.ocn.ne.jp/1220/2005/12/euler...
