中学校の子供達に数学好きになってもらう為にはどんなことが大事だと思いますか?
来年から中学公立の数学の先生になる者です。数学って、いろんな教科の中でも一番実用性を見つけにくい教科だと思うんです
自分自身、未だに生徒にどうやって実用性というか、学ぶ意義を伝えればいいのか
悩んでて・・・ ・・・数学の先生失格かも
自分が数学だいすきだと、数学嫌いの人の気持ちがわかんないのかな。
学校で数学担当をするのに、いい改善策も見つからなくて、頼る人もいなくて、
中学校の子供達に数学好きになってもらう為にはどんなことが大事だと思いますか?
回答(8)
1.
苦手な時は、勉強してると本当に頭痛がして来ますね。
でも得意になると、TVを見ながら、パズルを解く楽しさでやっていました。
実用性というのは、未だによく分りません。
たとえば積分は、日本では17世紀に関孝和でしたっけ、土砂の堆積を求めるために実用的な目的で開発されたけど、同じ時期、ヨーロッパでは、数学で聖書を書くなんていうこだわりを持ったニュートンなどが開発したとか聞いたことがあります。同じ積分でも、実用性からの道もあれば、純粋に知的欲求からの道もあると思います。
僕は、たとえば三平方の定理とか、どうしてこんなにきれいな式になるんだろう、そこに神様のあしあとがあるんじゃないか、という感じの興味が数学が好きになったもとにあるように思います。
アインシュタインが、相対性理論の講義をしていて、その式を書いたら、学生が、「それはどのような役に立ちますか?」って質問したら、アインシュタインは、「でも、きれいな式だろう?」って答えたといいます。それが数学ってもんじゃないかなあ、と僕は思います。
2.
あたしは現在「畑」をやっていますが、縄張りをきちんとやるためにピタゴラスの定理を利用しています(3,4,5の長さを使う)し、直線のn等分もメジャーを使わずに実現しています。
周長50mの制限で最大の面積を確保するときは正方形とします。
鎖の両端を持ってたわませたとき、その形状がほぼy=ax^2となるのも知っています。
十円玉を二つ接して並べ、一方を他方の周に沿って滑らないように回転させるとき、元の位置に戻ってくるまでに二回転することも確認しました。
中学生に積分の基本をそれとなく教えることだってできるはずです。
こうしたものは雑学の範疇ですが、数学で遊ぶ本(数学クイズ等)を一冊お求めになって、深くお読みになられてはいかがですか。その内容を教師が咀嚼して、生徒に解りやすく解説してあげることも彼らに興味を持ってもらう一つの方法です。
「関孝和は、ニュートンよりも前に積分学を確立していたのだ!」はいいね。数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞を日本人が受けているから、誇りにしていい。高校生数学オリンピックも常に上位入賞だし、百万ドルの懸賞金がついている数学問題はまだたくさん残っている。
関孝和で和算を思い出したけど、学校から予算を出してもらって、算額巡りをするのもいいねぇ。
中学情報科と中学数学をからめると、「暗号」という遊びもできます。ここまでくると論理演算も必要になるし、桁数の大きな素数の発見の意義がわかってくる。
ただし教師側の勉強も必要です。
3.
4.
高度な演算が使われている現代。
そんな計算は大抵電卓で済ませるものですが、
知っておいたほうがよろしいのでは…
という感じで。
日常のあらゆる所に数学って入り込んでいるものです。
totoさん自身がそれに対して「実用性がない」と
言ってるようでは、生徒さんに伝わるわけもなく。
『賭博覇王伝 零』という少年漫画が、
数学の面白さを語っていますよ。
死と隣り合わせの博打大会に招待されてしまった
主人公が設問に数学としての意味を見つけ出し、
解答を導き出すエピソードが数回あります。
数学嫌い中学生がカリスマ性を感じるほどの
主人公ではないでしょうか。
いざと言う時に役立つ、ってのはアピールしておいたほうがいいです。
それでも、数学嫌いは「こんなの解けるわけない!」
という思考の方が上に来ているので
分かりやすく教えるというのが一番な気もします。
どんなに数学に魅力があっても、
問題を解けなくてはどんな子だってつまんない!
5.
資格を取ったからといって、「それで何かが出来るものではない」という典型的な例ですね。
そして相手は機械じゃないから、「ああしたから、こうなる」というものでもない。
しかも、家庭でも小学校でも、「学ぶ態度」という教育なんぞしちゃいない。
「静かにしろ」と怒鳴ってみても、言う事なんか聞かない。
さらに、中学生ともなれば、口だけは達者になっていて、「数学なんか学んで、何の役に立つのか」などと、クソ生意気な事を言う。
まあ、どこから手をつけたら良いのか解らなくなって、自信をなくし、一人で悶々として、終いにはノイローゼからうつ病になって、辞めたくなったり、死にたくなったりする。
なぜだか解りますか?
それは、あなたが間違った価値観を持っているからです。
何が間違っているのか。
1.あなたは「自分は数学が解っている」と思っている。
2.あなたは「数学はわかれば面白いのだ」と信じている。
ここまでは、いいのですよ、つぎからが微妙なのです。
3.あなたは「何かをしなければならない」と思っている。
4.あなたは「いい先生、優しい先生、立派な先生」になろうとしている。
5.あなたは「何かが出来る」と思っていた。
最後だけは過去形にしましたが解りますよね。
いざ資格を取って、取れたときは嬉しかったし、抱負もあった。
しかし、いよいよ「現実を目前に迎えようとして、おびえている」自分に気付く。
みんなそうでした、私もそうでした。
知識だけはあるのだが、どう伝えれば良いのか。
ストレートに言うと、「えらそうに!、知ったかぶり!」などと反発を買う。
おずおずと言うと「自信がないんだ」と思われる。
自信満々だっただけに、挫折感も大きい。
「○○の野郎! なんでこんな事が解らないんだ! ○○のばかやろー!」なんて、夜中に窓を開けて怒鳴った事もあった。
6.
あんな奴でも、何とかやってるじゃないか。
その時、はじめて素直になれた。
上司、先輩に素直に聞けるようになった。
不思議な事に、素直になると話が通じるようになった。
いま、あなたがすることは
「何かが出来る」と考えている事、「何かをしなければならない」と考える事を止める事です。
「何をどうしたら良いのか解りません。教えてください」と素直に聞けるようになる事です。
素直になれる為には、挫折するしか方法は有りません。
まあ、早くても二、三年くらいはかかるでしょう。
心配などしなくても、それであなたが評価が確定してしまうなんて事はありません。
あなたが変にならない限り、決してクビになることはありません。
民間の会社では即戦力が要求されますが、教育の仕事はそれでは成り立ちません。
教育者の養成はそれほどに重要なのです。
一、ニ年は養成期間です。
だから、じっくりと取り組んでください。
もっとも、挫折してそれっきりでは、最近の少年犯罪者と同じですが。
しかし、「解らない」で何もしないわけにはいきませんので、まずする事は、生徒を知る事でしょう。
分数が出来るのに割り算が出来ないなんて、理屈では理解できない生徒も出てきます。
これは頭が悪いのではなく、シナプスの繋がりがうまくいっていないだけで、何かの拍子にうまく繋がるのです。
今年のノーベル賞受賞者の益川教授が「風呂をまたいだ時、ひらめいた」のと、同じだと、私は思っています。
算数は小学校で教えるべきで、自分は中学の教師だから、「それは関係ねー」などと割り切ると、あなたは間違いなく失敗します。
素直になって目の前の生徒を知ってください。
生徒を評価するのではなく、どこでつまずいているのかを、まず知る事です。
「数学は面白いんだ。数学は役に立つんだ」などと、口だけでいくら言っても、それはうっとうしい(うざったい?)だけですね。
「解ればおもしろいんだ」と言うのも同じです。
「解ればおもしろいんだ」というのは、解った時、はじめて解る事でしょう?
だから、解っていない生徒にいくら「解ればおもしろいんだ」と言ってみても、意味が無いんです。
7.
積み残しせざるを得ない生徒がいます。
また、驚くほどに出来る生徒がいます。
全員に通用する具体的な方法論はありません。
方法論は有りませんが、やっていくうちに、言葉では言えない漠然としたものが見えてくるはずです。
それが、あなたの財産となるはずです。
試用期間(あるような、ないような)の間に、なんと無く見えてくると思います。
失敗も挫折も財産ですよ。
8.
韓国のTVドラマ『雪の女王』の数学の天才のセリフも参考になるでしょう。
※日本のジュニア数学オリンピックには小学4年生の入賞者が見られますね。
コメント(3)
NHK教育で秋山仁さんがやっている「数学基礎」なんかを見ると、(単なる式の丸覚えではなく)"問題"への「アプローチとしての考え方」をやっていて面白いと思います。
ニュートンは「運動」の解析という点からの道具として微分積分を開発したというようなことだったと思いました。
数学的な知的要求という方向からというとライプニッツの方だったような気がしますが・
算数は、ディジタル四則演算とその応用が中心で、女の子の得意分野です。だからといって女の子が計算高いというわけではない。
これに対して数学は、空間認識や論理・直感思考にディジタル四則演算を結びつけた学問あるいは哲学にちかい領域です。
これだけでも算数と数学はおおいに違い、それぞれに使う脳の部位が違います。だから中学校以降の数学では、男女の性差(ホルモン)によって、彼ら彼女たちが分岐点に立たされるのを思いやってください。
これに関する調査レポートは実在し、優れた女性数学者が輩出されないのもこの性差によるものと考えていいです。
歴史に残る著明な作曲家がすべて男性で占められているのも、数学と似たような現象です。
僕が思うに、小学校の頃算数がつまらなかった人はだめだと思います。
それから、実用性が見つけにくいというのはおかしいと思います。
今高校生ですが、数学なんかよりも国語の読解とか、漢文の実用性に疑問を持っています。
つい最近、六角形の画像を制作する際に、三角形の相似の関係がものすごく役に立ちました。余弦定理とかを使えばもっと簡単にできただろうにと今思います。
それから、バスの定期券を買うか買わないかで関数が役に立ちました。
中学までは義務教育ですから、必ず役に立つんですよね~。。。


