回答(1)
1.

VAPの計算で、56.8%、
VEPの計算で、61.7%。
VAPは昔から使われてきた計算方式で、投票数を全米在住の18歳以上の人口で割ったもの(有権者でない外国人も分母に入れるが、海外在住の米国人は入れない)です。これに対して、VEPは海外も含めた全ての米国の有権者だけを分母に取るものです。
私の想像ですが、日本の報道機関がよく使うのはVEPではないかと思われます。今回の選挙では選挙の注目度が高かったことから事前には投票率は優に60%を越すといわれていましたが、投票日の2-3日後の時点で58.2%程度(最終で61.7%)にしかなっていませんでした。これは一途に共和党のマッケイン候補に不満を持つ保守層が投票を棄権してしまったためと言われています。
更に、白人投票率、有色人種の投票率とのことですが、そういうデータがあるかどうか(あるいは推定値でも)については、引き続き調べてみます。あれば、コメント欄に書きたいと思います。これで一応、お答えとさせて頂きます。
usaさん 回答ありがとう。やはり あなたが答えてくれましたね。いろんな回答を読んでますが有識者か思う程のひとでも回答出来ないのは情けないです。
質問して知識が一つ増えました。選挙の度に日本のは出ますがアメリカはどうだろうと考えました。中間選挙は30%台と低いですね。反対しても大統領は辞めないしね。
ありがとうございました。
コメント(5)
白人投票率と有色人種の投票率の件ですが、差別にも繋がりやすいので公式データはないようです。但し、人種の分類はちょっと違いますが、第三者が分析しているデータが少し見つかりました。
・黒人の投票率は66.8%と推定される(今まででは1964年の最高記録58.5%を大幅に上回った)、
・フロリダ州では、マイノリティー(非白人)の投票率が2004年に比べて47%上がったのに対して、白人では4%しか増えていない、
米国の最近の人口構成では、白人と非白人の割合が大体半々になっていること、非白人の投票率は黒人の投票率とほぼ同じだったとするならば、「白人投票率は約56.6%、非白人投票率は約66.8%」ということになります(選挙棄権者が多く出た共和党支持者に白人が多いこととも符合しています)。
実は、また微妙に違う基準で投票率を計算している場合もあります。VAPの一種と思われますが、投票数を全米在住の18歳以上の人口から有権者でない外国人を差し引いたもの(有権者でない外国人は分母に入れないが、海外在住の米国人も入れない)で割り算して計算しているある機関の計算では、昨年12月中旬時点の集計で、全米の投票率は「63.0%」になったとのことです。
ご参考までに、1960年当選のJohn F.Kennedy以来の大統領選挙の投票率(VAP方式計算)を挙げておきます。http://www.infoplease.com/ipa/A0781453.html
投票率計算法につき、整理しておきます。
在米米国人 在米外国人 海外米国人 投票率
VAP ○ ○ × 56.8%
VEP ○ × ○ 61.7%
VAP#2 ○ × × 63.0%
VAPは、投票権のない在米外国人(数%)を分母に含めるので他の二つの計算法よりも一番投票率が小さくなります。VEPとVAP#2を比較すると、海外米国人を分母に含めるVEPは、国内米国人よりも(海外投票の困難さのため)投票率が低くなる海外分を含めるため、計算上でVAP#2よりも投票率が低くなります。一般に、投票率は VAP<VEP<VAP#2 になります。
VAPは昔との投票率比較に便利、VEPは一番合理的、VAP#2は海外米国人データの集計前に計算できるという利点がありそうです。
このところちょっと時間がとれるので調べてご回答しました(そのうち、忙しくなるとなかなか出来ません)。おもしろい質問をどんどんお願いいたします。ベストありがとうございました。では、失礼します。



