光線の可視範囲には個人差はないのでしょうか?
人の視覚や聴覚は、ある一定の波長以上または以下だと、見えなくなったり聞こえなくなったりします。聴覚の場合、あまりに低い周波の音、あまりに高い周波の音は聞こえなくなります。でも、個人差があって、ある人は、別の人よりも高周波の音が聞こえたりするといいます。
では、視覚にはそのような個人差がないのでしょうか?
光は波の性質を持つそうです。波長が短いと、赤くなり、それより短いと、人間には不可視の赤外線になります。逆に波長が長いと、紫色になっていき、それを越えると人間には不可視の紫外線になります。
このボーダー上で、人によって「紫だ」「いや、何も見えない」なんていう個人差は生じないのでしょうか?もし生じないとしたら、どうして聴覚だけ個人差があって、視覚には個人差がないのでしょうか?
回答(1)
2.

標準的な人の眼では、厳密には「約380nmから約780nmの範囲を感じる」とされます(nm ナノメートルは百万分の一ミリ)。ところが、この可視領域の両端では、感度は非常に鈍くなって、見えるのか見えないのかほとんど分からなくなります。人の網膜は個人個人によって両端の領域(波長の短い紫側、あるいは波長の長い赤側)で感度が微妙に違っているので、ある人には見える光が別の人には見えないということが当然起こります(ご存知と思いますが、生物によって可視領域は大きく異なり、昆虫や鳥類には紫外線領域の光線を感じるものが少なくないそうです。人間の間でも、ある程度の際があるのは当然といえば当然)。
そこで、一般的には、「400nmから700nmまでを光の可視領域」とし、「400nm以下を紫外線」、「700nm以上を赤外線」としてみなす場合が多いようです。
わかりやすい説明ありがとうございます。ところで、よく光のスペクトルの図はありますが、不可視光線の範囲も含めたスペクトルの図というものは、存在しますか?ネット上で見ることができますか?それを見て、「自分は可視の範囲が広い」とか「自分は狭い」なんて測ったり人と比べたりできる図は存在するでしょうか?あるいは、可視光と不可視光のボーダーの色を使って絵を描いて、ある人には分るけれど、他の人には分らない、みたいなものは存在するか、もしご存知でしたら教えて頂ければ幸いです。
コメント(7)
回答を加筆して書き直したので回答1は削除しました。なお、回答2の第2文節の終わりの、「際」は「差異」の誤記です。
もちろん、個人差はあります。
画家など職業的な専門家は、だいたい我々一般人より色に敏感ですしね。
普通人は色を関知する器官が3種(RGB)ありますが、4つある人もいます。
逆に、それらが正しく働かずに色盲などの人もいます。
また、色はそうした器官だけでの感知だけによるのではなくて、
脳で処理上の色として感知されます。
ある種の脳を持つ人は、普通の人がモノクロのものを色が付いているように見えたり、
音に色があるように感じる人もいます。
回答で2番目に挙げたサイトに「色のスペクトラム図」が載っていますが、「その両端はかなり真っ黒」に見えるのではないでしょうか?この図を見ながら「色が分かるのはどこまでか」、「その先は真っ黒だ」などと考えました(自分の目では、左側の380nm辺りでは真っ黒に見えますが、右側の750nm辺りではまだ赤みを帯びて見えます)。
真っ黒になっているところは「色が見えない、感知できない」ということだと思います。例えば、夜中に真っ暗なときに目をあけると「真っ黒」、「網膜に光を感じない」ということはそういうことなのではないかと思います。例えば、トンボなどの昆虫などでは、紫外線領域でも真っ黒ではなく灰色の光が見えるのだ(確か、色感覚はなく白黒認識だけ)と思います。
ご参考までにこのサイトも挙げておきます(波長がどういうわけか10倍違っているようですが)。http://www.swany.ne.jp/minba/iro.html
ふと考えると「どうしてだろう?」という疑問は身の回りにいろいろあるものですね。面白い質問だったと思いました。答えられて良かったと思います。自分にも勉強になりました。ベストどうもありがとうございました。



