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長野県辰野町のホタル移入問題

長野県辰野町松尾峡は、昔からゲンジボタル発生地として有名です。

しかし、松尾峡には1960年代に主として関西から大量のゲンジボタルが移入され、元々住んでいた地元ゲンジは増えるどころか、逆にほぼ絶滅したらしいことが最近の研究で明らかになっています。この移入の経緯はパンフレットなどでは、伏せられています。

移入ゲンジは在来ゲンジと遺伝的にも発光パターンも異なっています。つまり、1960年代をはさんで、違うタイプのホタルを見て(見せられて)いるのです。しかしながら、町はその区別なく放流飼育を繰り返してきた経緯があります。

役場から、「観光客はホタルを見にきているので、全体としてホタルが増えればいいのであって、仮に、在来ホタルが減っても構わない」という、驚くべき発言もありました。

この問題は過去のことではなく、現在も続いています。昨年の簡単な調査で、松尾峡下流地域では、松尾峡からあふれ出した移入ゲンジが在来ゲンジの生存を脅かし、ある地点では既に9割が移入タイプとなっていることが判明しました。つまり、地元ゲンジが子孫を残せなくなっているのです。

たとえば、
www.geocities.jp/zenhoken/ZHJ_pdf31-40/ZHJ36_13-14.pdf
あるいは

で問題となっていることが見られます。

あるいは、クマゲラブログ見てください。


私たち研究者は、情報をオープンにして、研究者、役場の人、住民や観光客など加わったフォーラムを開いて意見を言ってもらうべきだと、役場に申し入れました。しかし、何度言っても拒否されました。その最大の理由は、町のパンフレットやホームページ


などで、この問題の歴史的経緯や上記学術的結果を公表してこなかったし、また公表したくないからです。

まず、歴史的および科学的事実を役場自ら公表してほしい、というのが私たちの願いです。
皆さん、どう思われますか?

2009-07-11 13:13の質問
この質問は、30日間解決しなかったために自動的に質問が一旦閉じられました。

回答(1)

1.

2009-07-11 23:16:04ベター
観光のために在来種が消滅する危険を知りながら、別の種を入れて数だけは揃えようというのは、広葉樹林を針葉樹林に変えてしまったような失敗と、根は同じなんでしょう。
当初は、それをする事の問題点が分からないまま事業を進めてしまったのでしょうが、今となっては止められない。役所もそれを認めると、責任問題が発生するので、無視するしかない。という状態なのではないでしょうか。

蛍の発光パターンが東西で違うというのは、テレビ等でよく取り上げられる事だったりしますから、観光資源として在来種が絶滅したあとの蛍は、価値が低いでしょうね。

役所に自ら認めさせる事は、現状では難しいと思います。ネットやマスコミを使って、この失敗を他地域が行わないよう、下流地域の保護が進むよう、働きかけたらどうでしょうか。
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コメント(3)

2009-07-13 04:15:04

>>1
助言ありがとうございます。
ネットでは、辰野へホタルを見に来たと書いた人を中心に、できる限りこの問題を皆さんに知らせています。「知らなかった」が、ほぼ100%です。
マスコミは朝日、毎日新聞地元版、読売新聞夕刊が扱ってくれました。そうしたら、役場へ、抗議や苦情がかなり来たそうで、役場から「あんたたち(研究者たち)のせいだ」と、さんざん言われました。
ただ、地元の新聞やテレビ局などは、「観光に支障が出るかも・・」と案ずるようで、ほぼ全く扱いません。そのため、まだ知らない人は多く、特に他地域の人は、ほとんど知らないようです。

2009-07-13 04:17:42

>>1
下流地域の広域連合組合や関係地域の国会および地方議会議員にも呼びかけたのですが、「辰野町の問題だから・・・」と完全に腰が引けています。本当は長い目で見れば、辰野周辺地域の市町村も含めて考えることなのに、「地元産ホタル」による「町おこし成功例」として自他ともに?認められてしまっているため、こんな現状です。
また最近、町はホタル保護条例を根拠に、(マスコミなど)一般公表するなら町内での調査は認めないと、研究者に言いました。その条件は飲めないと伝えたところ、今年の調査許可は、結局下りませんでした。
何か手伝えることがあったら伝えてほしい、と上記論文を読んだ県外や海外の研究者も言ってくれますが、「(調査を)やらせろ!」が最終目的ではないので、他のホタル研究者達とも相談の上、現在の研究はストップさせています。今は、それが最大の困りごとです。

2009-07-13 21:02:44

BETTERありがとうございました。
公表しようとしない理由は、解決の方向性が全く見えていないから、でしょうね。
何らかの方向性をたたき台として提案し、そこから協力体制を作って解決策を模索なされてはいかがでしょうか。

行政がそうした柔軟な態度を取って、民間等と解決策を探るという事に関しては、社会的に高い評価が集まると思います。責任を認めろ、と迫るよりも、担当部署は取り組みやすくなるのではないでしょうか。

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