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職人が技術を身につけるのは丸暗記ではありません。
長い時間をかけて、自然と体に覚え込ませてきたものです。私は情報処理方面の職業でしたが、二進数を丸暗記したことはなく、ごく自然に覚えました。
長い桁の二進数でも、原理を理解していさえすればおそれるものではありませんが、0~15までの二進数は記憶しておくと便利です(暗記を推奨しているのではありません)。
二進数の位取りは1,2,4,8…と、2の累乗で変化します。ここを押さえて、1,2,4,8の二進数を先に覚えてしまいます(ガマの油売りでさえ知っていることです)。
【1】
0000…0
0001…1
0010…2
0100…4
1000…8
この法則をちゃんと覚えてください。よろしいですか?
これを全部加えると"15"つまり、
1111…15
が派生的に覚えられます。
人間は動物的な暗記よりも、こういう風に頭を使わなくちゃいけません。
次に、上記【1】の各数に1を加えた数は瞬時に判断がつくでしょう。
【2】
0000+1→0001…0
0001+1→0010…2
0010+1→0011…3
0100+1→0101…5
1000+1→1001…9
ここまでで0,1,2,3,4,5,8,9,15の九種類を覚えられたことになります。
では、【1】に2(0010)を加えれば、こんな数字が覚えられます。
【3】
0000+0010→0010…0
0001+0010→0011…2
0010+0010→0100…4
0100+0010→0110…6
1000+0010→1010…10
ここで新たに6,10の二進数パターンが覚えられ、記憶の貯金が十一種類に増えました。
1010が十進数の"10"をあらわすことは、この四桁の中に"10"がごていねいに二回も繰り返し現れていることにこじつけて覚えます。そうすれば"11"や"14"は暗記しなくて済みますね。
ここで記憶の貯金が十三四種類になりました。
あと三種類覚えなければなりませんが、それはご自身で工夫して探してください。こういう一見単純な調査をすることでも二進数に親しめます。
全部覚えるのが大変なら、一つおきに覚えれば隣の数字はすぐ出てきます。
暗記しても、実務では役に立ちません。実務で求められるのは原理や理屈です。暗記から新しい発見はなく、暗記は時間経過と共に忘却の彼方となりますから、原理のほうの勉強をしっかりやってくださいね。 |